予告編を見て、死にゆく老父と生きまくってる子供とのコントラストが眩しくって、グッと心を持っていかれた映画、「あおげば尊し」をいつもの横川シネマへ見に行く。

子供たちのいきいきとした表情が印象てきだった。きっと、こっそり撮ってたんだろうな。普通の子供の普通の姿が生き生きとスクリーンに映し出されてた。
映画を見ながら、小学生の頃を思い出した。ヒステリー体質で竹棒で手当たり次第に児童を殴りつける女教師。子供相手に100%の力でドッヂボールに挑み、常に一人勝ちする男教師。あのころの一番嫌いな大人たちでも、今ならほんの少しだけ、当時の彼らの心情を理解できる気がする。小学校の授業って、40対1のケンカみたいなもんだもんなぁ。
テリー伊藤が演じた教師も、とても魅力的で「理想の教師」って感じだった。けれど、クラスが少しづつうまくいかなくなってしまうというリアリティーもうまく盛り込まれてた。少しづつ孤立してゆく様が思いのほか悲壮的だった。
おばあちゃんが僕の母方のおばあちゃんにそっくり(だと、自分は思うのです)で、表情や動作の一つ一つがすごくいとおしかった。6年ぶりの再会な感じがして、思わずホロリとしてしまった。
ほとんど何も語らない父親だったけれど、すごい存在感だった。教え子が見舞いに来なかったんだけど、余程恐い先生だったんだと思う。思春期のころにトラウマ的に叱られていたら、たぶん、歳とってもそれは忘れないと思う。僕はいわゆる「いい子」だったのでそうゆうことがなくって、教師からも忘れられてると思うのだけれど。
ラストシーンではやっぱり泣いてしまった。そして「あおげば尊し」の歌詞がぜんぜんわからんことにも気付く。歌ったことないし、言い回しが古いもんなぁ。

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