母性本能くすぐり男ナイト

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 オール西島秀俊ナイト。
 開始時間を30分勘違いしてしまい、一本目の「デュオ」の冒頭15分くらいを見逃す。補助席さえも満席で座るところが見当たらない客席。真っ暗な中、後ろの隅っこの方に畳んであった補助椅子をガタガタと広げ、不遜な自分に打ちひしがれながら席に就く。

「2/デュオ」
 台本が無いというこの作品。全編にわたり役者のアドリブでストーリーが展開し、時にどんな心境かをインタビューをもする。恋愛観察バラエティーのはしりのような、というと悪い言い方だけれど、そんな感じだった。
 共にヒステリックな側面をもつ男女の壮絶な駆け引き。ありがちなドラマが描く綺麗な恋愛じゃない、ガチンコなリアリティー。逃げたしたくなるような場面ばかりだった。いろいろな「その後」を予想させられる終わり方に好感。でも出来ればあと30分くらい続けてほしかった。「その後」が気になるから。

「トークショー」
 このオールナイトイベントに参加しようと思ったきっかけのひとつに、ひとから、「西島秀俊に似てるよね。顔の輪郭とかキョドってるところなんかが」なんて言われて、まぁ、嬉しかったのだけど、彼の主演作品を1本も見ていないことにハタと気づいた。そして、今日、実際に御本人を拝見して、僕が西島さんに似ているという発言は取り消してほしい。そう思った。スラリと背が高くって足が長くって、驚くほど顔が小さい。ひとことで言えばマネキン体格。ありゃ別の生き物だよ。そして西島さんのマネージャー氏もラテンな匂いのするイイ男だった。

「ニンゲン合格」
 10年の昏睡から目覚めた青年の姿。浦島太郎的なことよりも、オトナの外見ながら子供の内面をもつそのギャップを多く描いてくれて、よかった。自分の内面的幼さを省みる。

「カナリア」
 バーバー吉野にて、吉野刈りへのアンチテーゼを打ち立てた、坂上君を演じた石田法嗣くんが主演する超社会派な作品。幼い主人公らの暴走を見てて、胸が痛くなった。暴走の要因って全部オトナ社会のとばっちりだもん。

「帰郷」
 去年、横川シネマで上映し「さよならミドリちゃん」と共に見事に見逃してしまった西島秀俊主演作品。予告編はみたんすよ。
 ちょっと横道にそれたことを書くけれど、オールナイトイベントの前には必ず、「コーヒー○杯分のカフェインが配合された」サプリメントを摂って居眠り対策をするのだけど、生憎今日はそれを切らしてしまって、コーヒーなんかを飲んだりしてしのいできた。しかし、この作品がヤマ場となってしまい、途中30分くらい寝てしまった。「どうしていなくなったんだよ!」の怒鳴り声で目が覚めた。主人公がとつぜん頼りになるヤツに変貌してて驚いた。吉行和子はすばらしく化け物だと思った。

 容姿はかなわなくても、彼の演じる役のキャラクターには多くの共通点を見出した今日のオールナイト。西島秀俊に似てる発言は保持のままでよいのでは、という結論に至りました。

 映画館を出ると、当然朝で、とっくに明るくなってた。朝霧が綺麗だったので、トレーニングシューズに履き替えて川辺を散歩。日曜の早朝でも人は動いている。さまざまな犬種のワンちゃんたちにも遭遇。

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