クシシュトフ・キェシロフスキ。僕が最も敬愛する映画監督だ。
1996年に没した彼の遺稿、ダンテの「神曲」に基づいた「地獄篇」、が「ノーマンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチによって「美しき運命の傷痕(仏題「L' ENFER」・英題「HELL」)」として映画化された。ちなみに「天上篇」は「ヘブン」って題名で02年に「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティグヴァによって映画化されてたらしい。観てない。残りの「地上篇」は未だ映画化されてないのでしょうか?

映画は、キェシロフスキ的な所を探しながら観てしまったせいか、退屈だった。ダストボックスに瓶を捨てる老女とか、トリコロール3部作へのオマージュ的なところはあったんすけどね。それから、音楽がチと退屈だったかなと。プレイスネイルの音楽のような、理性とっぱらって本能で捕らえられる音楽を期待して観たせいだと思う。期待しすぎだ。
三姉妹それぞれの恋愛にまつわる話の中での会話が女の本音曝け出してて、「ひぇ~」って思いながら観てしまった。そして母親の最後のセリフ、素晴らしい。あの母あってのあの三姉妹だね。
原題の意味する「地獄」を僕はこの映画の中に見つけることが出来なかった。この映画に描かれてたのはエグい程の現実。それが地獄なんすかねぇ。
今日欲しくなったもの、ギネスブック。

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