島唄広島

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 かの登川”セイグワー”誠仁が広島へ飛行機に乗ってやってくるという一大事を目撃しに広島クラブクアトロへ。
 登川誠仁といえば、今日本で活躍する三線弾いて沖縄音楽やってる人の総師匠にあたる偉人中の偉人。中江裕司監督作品「ナビィの恋」で全国的に顔と名前が知られ、NHKハイビジョンでは彼のドキュメンタリー&インタビューが流されもした。僕が登川誠仁を知ったのは2003年1月にあった横川シネマの企画でNHKの番組の上映会があり、ディレクターをした中江監督の舞台挨拶でその人柄をきいたりしたのが初めてだった。インタビューでは米兵相手の賭博で勝った金で家を買ったがその後家を賭け金代わりにして負けて手放した話とか、女の尻を追いかけて1週間か一月姿をくらましたとか、仰天エピソードが語られていた。
 この日のクアトロは着席スタイル。子供から高齢の方まで満遍ない客層だった。
 まず登場したのが、登川誠仁の愛弟子でどんとの師匠でもある照屋政雄。唄っては小芝居をし、お客を沸かせる。うちなーぐちがチンプンカンプンな僕でも思わず笑いが込み上げてきてほっこりしてしまう。おっそろしく懐の深い人じゃった。ちなみにうちなーぐちの判るひとはゲラゲラ笑ってた。ええなぁ。
 休憩を挟んでのメインアクト、登川誠仁。照屋さんは太鼓で共演。老いていても気をピィンと張って唄うその姿は粋人そのもので、六弦の三線(?)を早弾きするその動きはごく確かなものだ。そして彼の喋るうちなーぐちは照屋さんのそれより難解。でも判るひとはゲラゲラ笑ってた。ええなぁ。
 個人的にアンコールでゴミ箱を、じゃなく、太鼓をたたくそのバチさばきに言葉にいいつくせない深い感動をえました。この2人の組み合わせのステージって沖縄でもかなりレアだよねぇ。
 一号瓶ライブいらいのどっぷりな沖縄音楽ステージ。うちなーぐちがもうすこしぐらい判ればもっと楽しめるのかなぁ。そして広島にもこんな風に全国に誇れる郷土芸能があればなぁと。まずは神楽か。

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