あ、もう3月になってるよ。
東直子「長崎くんの指」
ブルータスに載っていた広告がぱっと目に入り、読みたくなったので。作者の東さんは短歌詠みの方らしいです。「ひがし」と読むらしいです。リブロでは「あ行」のコーナーにおいてあります。
ドロップアウトしちゃった人たちが寂れた遊園地と出会う短編集。いま、とんでもないスピードでとんでもないところへ向かっている感じがする日々を送っているので時にレールを外れてみたいとぼんやり思うのです。元のレールに戻れなくてもだいじょうぶな気が少しだけする、そうゆう小さな勇気をくれた。
嶽本野ばら「カルプス・アルピス」
野ばら作品には珍しく、穏やかなハッピーエンドを迎える作品だった。そして、あとがきに添えられたエピソードがよしもとばななさんの作品に出てきそうなエピソードで、心の芯がポっと暖かくなった。野ばらさんの作品を読んでこんな感じになったのははじめてだ。
長嶋有「タンノイのエジンバラ」
かつてこのブログにリンクを張ってくれていた方がそのブログで長嶋有さんを推していたので。なんら交流なかったんですが、もうリンク張ってもらってないのですが、興味がてらに。
淡々としていて、つまらくもなく、頁に目を落とせば物語がゆっくりと進んでゆく。読んでて疲れない、横シネで観る邦画のような、そんな作品だった。

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