3月に読んだ本

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 枡野浩一「結婚失格」

 氏の離婚調停中から離婚までの期間に書かれた日記風私小説的書評と短歌少々。僕が枡野浩一さんをはじめて知った、角田光代さんの文庫「だれかのいとしいひと」の解説にある感じで、うだつのあがらない日常の中に本の感想がある。枡野さんの本を読むたびに、こんな感じで物が書けたらと、いつも思う。言葉の選び方、文節の長さ、リズム、どれもさりげないようでとても計算されているかのようにおもう。
 前の奥さんをこの作品で初めて知って、じゃあ、やまだないとの「西荻夫婦」にチラ出してたあの人ってそうなんかなぁと。
 何ちゃらジャンプっていう漫画雑誌で連載が開始された枡野さん原作の漫画「ショートソング」、立ち読んだかぎり、妄想描写が浅くって、短歌の出し方も効果的じゃなくて、絵ばかり上手な漫画って感じでした。これから面白くなるんかな。

 岡崎京子「ヘルタースケルター」

 いつものカフェで、読もう読もうと思いながら何だか後回しにしていた本。借りずに、計3日ぐらいかけて読んだ。「アルジャーノンに花束を」に何だか似てるような。いちど明るいところに出てしまった物の、暗いところへ戻る恐怖。それから逃げるように暴力や薬に走ってしまう人間の性。

 スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」

 3月の上旬から読み始めて、未だ1章を読んだだけ。ギブアップかも。

 美輪明宏「人生ノート」

 どんな素晴らしいことが書いてあるのかと思ったら、全く以って当たり前のことが堂々と書いてあった。そうか、世の中そんだけひん曲がってるのか。

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