・三浦しをん「極め道」
「私が語りはじめた彼は」と「まほろ駅前多田便利軒」との温度差にドギマギしてしまった三浦しをんさんの何年か前に出た初エッセイ。
テンション高い文章なのに、この人は何だかすごく冷静だ。自虐的とも取れるくだりが多数でてくるけど、嫌味な感じが全くしなくて、ありとあらゆることを客観視してんのかなと、クスクス笑いながら読んだ。「女性向けホモ小説(あえて「ボーイズラブ」とは呼んでない)」に対して、こーも熱く語るものかと仰天しまし、読書評では文学小説からコバルト文庫の本までと極振りな挙げ方をしてて、すごい共感。やっぱりこのひととはお友達になりたいな。
・山田詠美「4U」
山田詠美さんの短編集は話ごとに作者が変わってるんじゃないかと思わせるぐらいに文章の幅がひろくって、そしてすごく読みやすい文章で書いてくれる。きっと産みの苦しみは人一倍大きいんじゃないのかなと、勝手に想像してちょっと心配になってしまう。
「男には向かない職業」に出てくるカップルみたく、だらしないけどどうしようもなく愛し合ってるふたり、なんて憧れるなぁと。

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