何処にも書かれていない未来だから

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 The Clashのフロントマン、ジョー・ストラマーの命日(12月22日)の翌日、彼の人生をインタビューと当時の映像で追いかけた映画「LONDON CALLING」を横川シネマで見た。映画のタイトルはクラッシュの3rdアルバムからではなく、BBCでジョーがやっていたラジオ番組に由来してるようだ。原題は「THE FUTURE IS UNWRITTEN」。
 ジョーに関わりのある人たちへのインタビューが焚火を囲んでするという、とてもユニークなやり方だった。ジョーが大好きだったキャンプファイヤーだ。揺らめく炎を前にしてカメラやインタビュアーに向けて、彼らの大好きなジョーについて、とてもピュアな表情をして語るんだ。友人も、恋人も、元メンバーも、ジョニー・デップもU2・ボノもレッチリ・アンソニーも17歳のころに戻ったかのように少しハニカミながらも喜々として大好きなジョーについて語ってた。なんてすばらしんだ。
 映像も掘り出し物ぞろいで、子供のころの8mmとか、子供と遊んでるのとか、レコーディング風景とか、ちっさいハコでのギリギリなギグとか、レアレアだった。にしても、ジョーの書くクラッシュの歌詞は今聞いても色あせてない強烈なメッセージだ。字幕にでる対訳の鮮烈さには目を奪われるばかりだ。パンクってのはブチ壊さなければならない階級とか制度とか差別があるからこそ生まれるべきで、それはアガキであってはならないんだなと、アタマじゃなくハートで感じた。
 晩年のクラッシュの迷走ぷっりは本当に哀しかったな。でっかい会場でそれなりの演奏してるのに、ぜんぜんジョーは楽しそうじゃない。そのくせ売れてる。商売に使わされてるんだよなぁ。
 あれだけの破天荒な人生を歩んで、それでいて死後こんなにも愛されているジョーに、図らずも僕も魅了されているんだ。とてもあんなふうには生きられないけど、燃えて燃えて燃え尽きる人生は偉大だ。

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