夢かもしれない

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 いま思い返してみても、あれは夢じゃなかったんだろうかと、ただ思う。曽我部恵一ランデブーバンド@横川シネマ!!
 僕はこの日のためという訳ではないけど「サニーデーサービス」をかなり聴きこんでいた。年始の中古CDセールで見つけたこのアルバム、曽我部さんが26歳のときに出したアルバムはまるで26歳の頃の僕を歌っているようで、毎日とっかえひっかえCDを聴く僕にはめずらしく、ヘビーローテしたCDだ。そんなアルバムを1部ではギター1本の弾き語りで演奏してくれた。ものすごく居心地のよい音楽に包まれて、とろーんとしてきいてた。間奏とかどうやってったんだろ、あんまりおぼえてない。ただただ心地よかったんだ。
 そして休憩なしで突入した2部も気持ちがよかった。急遽加入したギター奏者はHICKSVILLE NOWの木暮晋也さん。アコースティックサウンドにエレキギターの音響音をさりげなく重ねるそのセンスに鳥肌たった。もちろん木暮さんだけがすごいのではなく、バンド全体の完成度も高くって、バラつきが全くなくてまるで全部の楽器がひとつの音色を奏でてるみたいだった。とても不思議な音の響き方だった。
 演奏中にふと、まわりを見渡すと、当然なんだろうけど、皆じっとステージに見入って音楽を聴いいて、まるで時間がとまっているみたいだった。あの光景もすごく不思議だった。
 ライブが終わって、ロビーから出てゆく人がみんな温泉から出てきたばかりみたいに、ほんわかした顔をしていた。頭から蒸気が出ている人もいたかも、ね。
 1年前、この場所で初めて演奏された「おはよう」という曲が「雨の日の子供たちのための組曲」に組み込まれて、しかもアルバムタイトルになった-こんなすばらしいことはそうないよ。再びこの場での再会を信じよう、そしてスタンディングのライブもやってくれてることも(たとえヘトヘトになっても)。
 

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