・嶽本野ばら「ROCK'N'ROLL SWINDLE正しいパンク・バンドの作り方」
「野生時代」で連載1回目を読んだときにはつまらなかったのだか、本となったものはとてつもなくオモシロかった。
実話を脚色して"小説"としているのだけど、出てくる人が皆、実在してるだけにセリフが生き生きしてる。山本精一の人物像なんて無茶苦茶だけど、実際あんな人なんだろうなぁ。
DRAWERSメンバーの会話も気持ちよくて、音楽だけじゃなく、コミュニケーションでつながってる人間関係が描かれててよかった。野ばらさんは全てのファンを裏切ってもこの人たちを裏切るようなことはしないでほしい。
本を読み終えてから付属のDVDを正座して鑑賞。こんなかたちで動く野ばらさんを初めて見るとは思わなかったけど(声を聞くのも初めてだ)、めちゃめちゃアリじゃん、DRAWERS。
・古川日出男「ルート350」
これは詩だ。
なぐり書かれたような、緻密に綴られたような、圧倒的に勢いのある文章で描かれる物語は朗読するスピードで、それはけっしてはやくはないけれど、着実に読み進めることができ、物語の質感を肌で感じ取ることができる。爽快な読書感を得ることができた。
昨年末のライブを見逃してしまったのが未だ気がかりだ(DAXで見れるけど)。

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