平田オリザ率いる青年団の公演を連日見てきた。
2作品とも、とある研究室での研究員や学生や来客とのやりとりで、それぞれ独立した作品ではあるけれど、同じ研究室の別の時間での出来事なので作品同士のリンクがある。同じような出来事が起きたりもするし、セットで見ればより楽しめたと思う(セット割引ほしかった...)。
「北限の猿」に「カガクするココロ」に出てきた人物が噂話としてでてきて、「北限の猿」だけ見た人はその人物についてイメージしにくいんじゃなかろうか。なんて思う。逆に「カガクするココロ」を見てしまったがためにイメージが固定されてしまうってのもあるかも。2作品に出演してる役者もいて、しかも役がシャッフルされてて、見ていて混同してしまったし、2作品のリンクというかアンリンクを楽しめもした。
青年団ならではの、会話で劇を進行するスタイルは、演劇のなかでいちばん好きなものだけど、今回の会場の広さだと、どうも平板なような、それでいて抑揚があるとあざとくかんじてしまったり、と「声」の性質にちょっと引っかかるものを感じた。特に客に背を向けて喋るシーンの声の出かたの大げささ。大きな声を出さないと客席に届かないから仕方ないのだろうけど、喋りが大げさが気になってしまった。
「カガクするココロ」の杉浦役の子が超かわいくて、「北限の猿」の回では受付やってて、どうしようかと思った(もちろん、どうもしないし、どうすることもできないのだ)。それから、平田オリザさんが開場時も終演後も終始所在なさそうに佇んでおられた。ちょっと笑えた。
