31日、ヲルガン座へ山口洋さんのライブへ。
 当初は予定してなかったんだけど、前日に横川シネマでの上演会で「Searching for"land of music"」をみてライブへ行きたくなってしまったのだ。映像の中での、セッションをし、音を録り、自らの判断で可否を決め、数値を1上げるか下げるかで悶々するマスタリングの合間で完全燃焼のライブをするその人の姿をこの目でしっかり見ておきたかった。
 ヲルガン座での山口さんは今まで見たどの会場よりも親しみを感じた。ありえないぐらいに上手いギターと、明日へと一歩踏み出す勇気をくれる歌詞と、ユーモアに溢れたオモシロイMCでまったく飽きさせない。そしてお客さんたちが皆いい顔をして聴いてる。春にみた3人編成でのHEATWAVEがあまりにもよかったので、ソロをみて楽しめるかという一抹の不安は一瞬のうちに吹き飛んでしまった。

 1日、横川シネマへキセルとトクマルシューゴのライブへ。
 トクマルさん、直接的に間接的にその評判を聞いてたけど、すごいよかった。すごく確かなギター演奏に、100均で揃いそうなオモチャの楽器を組み合わせてファンシーな世界にいざなってくれる。補助の丸イスに座っていたって、とても居心地の良くなる演奏だった。
 キセルはエマーソンさんがいないぶんシャープになり、MCでの兄弟漫才がよりディープに。キセルの曲を聴くと床から1センチ浮いたような浮遊感があって、とっても気持ちいい。普段やらなさそうな昔の曲とかをやってくれて、なかなかよいセットだった。次はバンド編成でききたいなぁ。

 中央通りのBACK BEATであったCRJ-Hiroshimaのイベントへ足を運んだ。
 BACK BEATはCave-Beをふた周り小さくしたようなハコ。フロアの入り口扉が内開き(二重扉の両方とも!)だったので、場内満員につき扉が開かなかった。火事とかになったら逃げなれないね。よく消防に訴えられないもんだと感心。
 この日の4組の出演者でいちばん良かったのは地元広島のspeaker gain teardrop。名前だけは3年ぐらい前から知ってて、ギターのホリベさん(MCにSっ気を感じた)のブログをいつも読んでるだけに、ようやく見れたと感慨。静寂から轟音に切り替わる一瞬の無音時になんか込みあがるものがあった。幾重にも重なるギターのディレイに中毒性の快感を覚える。
 ゲスト陣には「もうちょっと...」な惜しさを感じた。Nabowaばヴァイオリンよりギターをメインに立たせた方がよりJAM感が引き立つはずだし、七尾旅人さんはしゃべり(言い訳ばかり)より歌を演奏をしてほしかったし、大人数で来たウリチパン郡はミニマルな構成でやった方が仰々しくなくていいと思った。ちょっとしたことなんだろうけど、気になってしまうとそればっかりに神経がいってしまう。
 七尾さんの、ダニエル・ジョンストンを思わせるやわらかなメロディーとか洋映画を声帯模写するような生SE。「コードをひとつおぼえたら」はすごい曲だ!ウリチパン郡のあらゆるトラディッショナルをごった煮にしたような何処となく懐かしさを感じるメロディ、それを朗々と歌うヴォーカル。それぞれよかったんだけどね。うわぁっ、惜しいっ!ってのが最後まで残ってしまった。

JUNKIE!

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 「MUSIC JUNKIE PASTA EATER」。ENZOの10周年記念ライブに行って来た。入ったことのない店のイベントとはいえ、全く疎外感を感じなかったのは、知った顔がチラホラあり、大好きなミュージシャンが目の前で歌ってるのもあるのだけど、その店の生み出す雰囲気があたたかいからなんだろうなと、感じた。ちなみに今まで「エンゾ」と読んでいたその店の正確な読みが「エンツォ」らしいことを初めて知る。
 実のところ仕事がおして90分ほど遅刻してしまったので、かなり相当まいってしまうくらいにいろいろ見逃してしまった。クアトロ入ったらもうハシケンさんが歌ってた。ハシケンさんをクアトロでスタンディングで聴くのは初めてで、やわらかくも芯のある演奏は健全。ソロでステージに立っても寂しさを微塵も感じさせない存在感だった。サイゲンジはベースとパーカッションを従えてのバンドスタイル。弾けるリズムにガンガンのせられてずっと手拍子してノリノリで聴いてた。
 アンコールにてどうにかニカさんを聞けた。「レールのそのむこう」。えかった。よかった。Cornelのバンド編成の豪華さもアンコールにて知る。ちょっとよそで見れないメンバーだった。あぁ、早くに来れていれば...。。。それでも後悔を吹っ飛ばすくらいに楽しい楽しい曲となったので帳消しとうことにしておこう。
 これだけのあったかくて一体感のあるイベントを生み出せる場「ENZO」に行きたくなったしまった。ようし、誰かつれてって(どうにも場所がわからん)。

ensemble

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 横川シネマのmama!milkのコンサートへ。
 ほぼ生音で演奏されたため、後ろの方で聴いてた一部では聞き取りづらい音があって入り込めなかったので、二部は前へ出る。音を聴くんだという意思表示大事。
 いつも祐子さんと恒輔さんとでの二人だけの演奏を聞いてるので、この日のようなバンド編成は戸惑いもありつつ、新鮮だった。最新アルバム「Fragrance of Notes」のレコーティングメンバーで構成されてるだけあって、アルバムからの曲ばかりで、静寂の表裏となるシビアな演奏には堪らず痺れそうになる。願わくばこのメンバーで旧譜の曲を生まれ変わらせて演奏して欲しかった。
 mama!milkの曲を聴くと、いつも「ここではない何処か」へフラフラとトリップする。そこは波間を滑る客船だったり、早朝霧深い街だったり、雨に塗れた赤レンガ道だったりする。コンサートを通して長い旅をしていたようでも、終わってしまったときは、「えっもうなの?」とあっという間で、もっと聴いていたい、あの空間に浸り続けたいと願がってしまう。続きはCDで聴こう。早く届かないかな。

kujaku / mama!milk 'Fragrance of Notes ' ensemble

GOD of SKA

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 神様に逢ってきた。The Skatalites。King?いやいや、"GOD"of SKAだよ。思い出すたびに涙が出そうなほど幸福な夜だった。
 仕事がおしてしまって、Gaz MayallのDJをスッポリ逃し、Skatalitesのも数曲聞き逃してた。いたた。DJブースにGazいたけど、長身に白スーツが良く似合ってた。相変わらず御洒落だ。
 オリジナルメンバーがとうとうLloyd KnibbとLester "Ska""SterlingだけになってしまってもSkatalitesはSkatalitesだ。だから堂々とSkatalitesのヒットナンバーを演奏できる。つまり、どう転んでも神がかりな選曲となるわけだ。もう楽しいったらありゃしない。踊れ踊れ。
 Lloydのドラムは派手さはないものの、とても確かなビートを刻んでた。歳のことを考えると、とても信じられない!
 オリジナルメンバー以上に貫禄のあるテナーのCedric IM Brooks。彼にソロが回ってくるたびに思わず息を呑み目を見開いて見入ってしまう。そして誰よりもやんちゃなにおどけてくれて誰にも真似のできないダンスを披露してくれる。もう釘付け。
 トロンボーンが日本人サポートだった。Friscoの永田直さん。堂々としてたなー。ソロもブイブイこなしてたし、すごい。いったいどうゆう経緯でこんなことになったんだろう。
 ヴォーカルのDoreen Shafferさんが登場してからは、彼女の持ち歌「Sugar Sugar」を皮切りにロックステディの名曲ぞろいだった。なかでも「ROCKSTERDY」「NICE TIME」「RIGHT TRACK」と"Phyllis Dillon"な曲がつづいて思わず涙腺ゆるんでしまった。Doreenさん、この日は調子が思わしくなかったのか、やや歌い辛そうだったのが気がかりだったけど、すばらしかった。
 終盤もアガる曲ぞろい。「Phoenix City」の大合唱でまたもや涙腺が...。もう、みんな笑顔なのだ。ステージにいる人も、それを見上げるオーディエンスも。この空間にいられたことを感謝。ただそれたけだ。

Skatalites in Düsseldorf (2006-09-05)

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