バスーラ

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 横川シネマにて鑑賞。
 1995年公開の「忘れられた子供たち スカベンジャー」の四ノ宮浩監督が、取材した2家族をフィリピンへ再訪する、という内容。

 冒頭、マニラの現状をみてショックをうける。表情が乏しく、妙に艶かしい子供が児童買春で生活している、子供だけで集団生活してる?様。繁華街の路上で寝泊りをする「ホームレスの家族」(この言葉、妙に引っかかる)。
 彼らがどこから来たかといえば地方の農村部。小作農をすれば地主に搾取され、土地を持てたとしても猫のひたい程度。「一次産業だけではやっていけないでしょう」ってことで仕事を探しに都会にやってきたが、都会は失業者で溢れていて仕事の口もないのが現状。転売できそうなゴミを拾ってその日暮らしをしている。
 内容について触れるとキリがないので序盤だけに留めておく。想像もできない「貧しさ」がそこにあり、大人はくたびれていたけど、子供は健気で目がキラキラしてる(学校へ行けてないけど)。知ろうとしなければ知らずに過ごせるのだけど、知っておかなければならない"現実"。同じ人間でもこうも違う境遇にあるのかと眩暈がしてしまう。

 この映画は5千人の賛同者によるカンパにより制作されたらしく、エンドロールに流れる名前名前名前に圧倒される。教授(坂本龍一)の曲にも合っていた。

「バスーラ」公式サイト
http://www.basura-movie.com/


 ということで中国電力は埋立て工事の着工という既成事実をつくりあげ、上関町土木課は「はいそうですか」と届けを受理しました。
 先月から上関の様子をいつもチェックしていただけに、このニュースには凹みました。しかし、これで反対運動が終わったわけではありません。まだ田名埠頭にブイは9基あるし(2基余るのか)、10月21日という期日のあった監視・阻止行動の期限が延びた、と言えばいいのかな。
 別の港から積み出しをおこなう可能性があるとはいえ、田名埠頭へ行き、反対の声を挙げる、あるいはそれを目撃し、誰かに伝えるということは有効なことだと思います。先月の19日は集会を呼びかけ300人集まったらしいです。もし、なんでもない日にその人数が、それ以上の人数が集まったら、なにかが変わるんじゃないだろうか。
 そんな思いにかられて、11日に田名埠頭へ行ってみることにしました。
 交通手段を調べたのでメモがてらまとめておきます。


大きな地図で見る

 最寄り駅は「JR柳井駅」。広島駅からだと各駅で1時間40分程度。片道1,280円。
 そこからバス。「防長交通」の柳井駅前1番のりば「上関or脇の浜」行きに乗り、「田名」停留所で降ります。およそ1時間に1本間隔。510円。25分ほどで着きます。
時刻表(1ページ目の一番上です)
http://www.bochobus.co.jp/jikoku/2009_10_01/ya/ya1-30a.pdf

※現地に行ったらちゃんと挨拶と自己紹介をしましょう。この運動を何で知り、どんな気持ちでやってきたか、ぐらいのことは言えるほうがいいですね。
※現地付近には公衆トイレがあるります。念のため、水に流せるティッシュを持参しましょう。
※近くにコンビニや食べ物屋はなさそうなので(タバコ屋はあった)、食料は持参した方がよさそうです。
※ゴミは各自持ち帰りましょう。
※近隣の迷惑になるような騒音、交通の妨げになるような行為はしないこと。
※その他、公衆のルールは守り、常識のある行動をしましょう。

 田名埠頭へ行けない方は、
「No Nukes Relay (ノーニュークスリレー)」へ10月12日~25日開催。
http://nonukesrelay.jugem.jp/

 先日触れた上関原発問題、未だ中国電力と原発反対派の対立は続いている。
 先月10日から始まり、22日は祝島抜きで阻止行動をし(上関原発最新情報:シーカヤックが台船を阻止 新展開迎えた抗議10日目)、
中国電力が夜間作業を宣言した(asahi.com:夜間動く可能性/上関原発工事-マイタウン山口)25日以降は24時間体制で監視・阻止行動が行われている。
今朝もカヤック10艇、漁船10隻が田名埠頭に繰り出し、阻止行動を行なったようだ(radioactive:【田名埠頭レポート】10月5日 10:45更新)。
こんな事態でも山口県知事は当事者同士の問題として、仲裁するつもりはないようだ(毎日jp:上関原発建設計画:足踏みが議題に 知事「着工へ努力を」--県議会 /山口)。
経済産業省もダンマリを決め込んでいるらしく、今月3日に提出された上関原発反対の61万人(!)の署名を前にして、「事故を起こさないよう中電に電話で指導した」だけだそうだ(毎日jp:上関原発建設計画:反対団体、経産省に中止署名を提出 全国から61万人分 /山口)。※署名は現在も継続中です。

 TVの全国ニュースではまったく取り上げられていないらしいのだけど、webや口コミでこの事態を知った全国の方々が、祝島やカッヤッカーへの応援メッセージを布に描き、続々と田名埠頭に届けられているらしい(上関原発最新情報:上関原発反対の応援メッセージ 全国からぞくぞく)。
また、ブログをいろいろ観て回ると、山口県外からも監視・阻止行動を起こすべく田名埠頭へ人が集まっているもようだ(UrauraNews参照)。

 たとえ現地に行けなくても、できることはないか。また、マスコミが報じない事実を知ることはできないだろうか。友人たちが立ち上がった。

  • 上関原発を考える広島20代の会
http://hiroshima20.jugem.jp/

・山口県上関町で計画されている、原子力発電所建設に関わる埋立工事の中止と計画の白紙撤回
・上関町の自然と地元の人たちの生活を取り戻すこと
・第1次産業を尊重し、豊かな漁業と農業を支えること
を申し入れるべく、広島県在住の中学生~35歳(20代±5歳)の賛同者(署名のようなもの)および申し入れ参加者(いっしょに山口県庁に行く人)を募集している。締め切りは10月12日。

  • No Nukes Relay (ノーニュークスリレー)
http://nonukesrelay.jugem.jp/

 10月12日から25日までの2週間のあいだに、広島や山口を中心にした参加店が上関原発問題にちなんだ「何か」をするそうです。それは、「ぶんぶん通信」上映会だったり、音楽ライブや写真展やパネル展だったり、田名埠頭で監視・阻止活動をした人の話を聞いたり、祝島産の食材を使った特別メニューが食べられたりします。現在50超の店舗・団体が名を連ねていて(もっと増えるかも)、こんな規模で同時多発的にイベントが起こるなんてなかなかないこと。これを機に多くの人が事態を知ることができればいいなと、そして問題に気付き取り組むきっかけになればいいなと思います。

 祝島の方々やシーカヤッカーと自分の立場があまりにかけ離れていることを気に掛けすぎて、シルバーウイークの連休に現地へ行けなかった自分ですが、これからもできることをできる範囲でではありますがやっていこうと思います。とりあえず原発について猛勉強中。発電効率以外は八方塞がりな発電であることは確かです。使用済み核燃料は来年半ばに貯蔵可能量を超え、廃炉となった原子炉は解体できたとしても捨てる場所がなく、MOX燃料を使うなんて馬鹿のやることです。詰んでます、原発。
 ちなみに、3週間近く前に山口県知事と中国電力に要望書を送っているのですが、返答は返ってません。受領メールすらこない、むなしい。

・三浦しをん「乙女なげやり」

 ここにきて、しをんさん暴走!「脳が腐ってる」「ドリーム」なんて単語が登場し、ああ、そうか、世の中に「腐女子」なんて言葉が浸透しだしたのがこの頃か。なんてどーでもいい感慨にふける。それにしても自作自演の人生相談コーナーがひどすぎて笑える。

・朝倉弘一「筆ペン日記」
 http://www.junray.com/files/topix/fudepen.jpg
 ASA-CHANG&巡礼のライブにて購入したので作者のサインまでいただいた。意味が、あるのかないのか、深いのか浅いのか、判断するなんて恐れ多い。2008年8月以降の色鮮やかに目を奪われ、似てる(ような気がする)似顔絵をみては苦笑い。

・町田康「宿屋めぐり」

 ある日、どうしようもなく、ぶ厚い本が読みたくなり、古川日出男「聖家族」とどっちにしようか迷ったがこっちを購入。602ページもある!
 50ページあたりまでは時代背景の分けのわからなさや、語り口調の独特の文章でなかなか読み進められなかったが、それ以降は慣れと諦めでスイスイ進むというか進める。
 どんな話かっていういと、やくざ者の珍道中だ。読み終えたとき、生き死にとか、誠と嘘とか、記憶と体験とか、わかんなくなってぐるぐる目を回す。すばらしき"問題作"!

・松浦弥太郎「本業失格」

 この方、詩人かと思っていたのだけど、本屋で編集長、らしい。そうとうの本好き。そして旅好き。文章に本に対する愛が溢れていて、読んでいてともて心地よい。

 久々のブンメシ公演「グリーン・ジャパン」を観に山小屋シアターへ。
 山岳信仰ではなく「山さん」信仰(若干カルト)の村での舞台練習でのアレコレ。
 みながら、劇中の人物の過ごしてきた人生なんか想像し、クスクス笑う。自然信仰とか禁忌とか制裁とか、それで守られてきたバランスとかも考える。もちろん、そんな仰々しい、重たい劇ではないけど、奥行きがあるのだ。そして笑うべきでないシーンで笑えてしまう。ラストシーン、あれ泣くところじゃないっしょ。
今回公演には看板役者の河村くんも末武くんも出てはいないんだけど、末田さんの悪どい脚本や本気の舞台美術はいつもどおりだった。
 4日までの公演、この日はなか日だったもよう。

グリーン・ジャパンCM30秒ver

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