根性で洋らんセンターへ行ってきました。
 「根性」とは、折りたたみ自転車を折りたたんで電車に担ぎこんで尾道へ向かい、フェリーで渡ってたどり着くという行為。自転車重いし(改札が難関)、道に迷うし、汗だくになるし、外灯のない帰り道は恐いしでお勧めはできません。次回があるなら予算を三千円上乗せしてタクシー使わせていただきます。
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けど、海岸通りを自転車で颯爽と駆け抜け、2分ほどの船旅を楽しみ、向島のナチュラルレトロな町並みと、夜の尾道水道の夜景は素晴らしい眺めでなかなか楽しめた。

 そんな思いをしてたどり着いた洋らんセンターはやっぱり楽園だった。
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永井さんの演奏中。ちと日差しが強すぎて皆さん日陰へ避難。ハト商店さんの軒下で暑をしのいでいたらいつの間にか店番させられてたりして日が傾くのを待つ。
 Rojo Regaloはラテン歌謡といった感じのバンド。voキョンキョンさんはユカリさんを思わせるソウルな歌の持ち主。だがしかし日差しが強くって前へ出れず。
 ようやっと日が傾きだしたときにBreth Markさん登場。ソロでの語り弾きだった。4年ぐらい前にれいこう堂で買ったCDを1枚だけ持っていてそれを繰り返し繰り返し聴いていた人をやっとライブできけた。このひとの持ち味はロングブレスだと思うのだけど、生でそれを聞くと鳥肌モノだ。見るからに不器用そうで、でも、率直そうで、ブルースを地で生きてるような人だ。
 サブステージ(?)のアンドレさんをはさんでウリチパン郡。前回見たときはサポートを入れての7人編成だったけど、今日は正メンバーのみでの4人編成。こっちの方が断然いい。タイチさんがシンセとシーケンサーで遊べてる分、曲に幅や揺らぎがでて余裕を感じる。曲もゆるりと踊れる野外というか洋らん向きな曲でかなり盛り上がった。
 ビューティフルハミングバードの頃にはすっかり暗くなり、空には星がいっぱい。ときどき流れ星。彼らを聴くのにこれほどまでのシチュエーションはない。光子さんの歌声はCDで聴いていた以上の麗しさで、もうすごい、すばらしい。お二人の人柄も素晴らしくて、光子さんは歌声の通りの人で、田畑さんの以外に垢抜けた感じの意外さもよかった。そしてビューティフルハミングバードのライブを洋らんで聴けてよかった。タワレコに売ってなかったHIBIKIも買えてサインも貰えたし、非情に満足だ。

 21時に終わったので終船にも終電にも間に合いどーにか帰宅。やれるもんだと思ったが15kgもする自転車を担いだおかげで肩と腕が筋肉痛(腕が千切れる夢を見たほど)。やはりタクシー使うべき。

 @サロンシネマ
 (ギリギリ)笑えるほどにくだらない映画。いちばん面白かったのが冒頭の冒頭かな。あとはコネタの使いまわしだった。それでも往年の竹中直人ギャグをみんなが言ってるおもしろさは抜群。「ものすっごいイタ~イ」。
 文化祭ノリで、意外な人が出てきてはあんな役やこんな役で出てくる。そしてたいがい歌ってる。
 ラストシーンがまんま横川サスペンスだった。竹中直人はあの映画を見たのかも、なんてことはないかもしれないけど、そっくりだったからうれくなった。

映画「山形スクリーム」オフィシャルサイト
http://yamagatascream.gyao.jp/

山形スクリーム予告編

 灼熱と土砂降りの2日間を楽しんできました。
 お目当ての、イルリメ,SAKEROCK,Leyona,Oi-SKALL MATES,Little Tempo,LOVESOFA,キセル,こだま和文さんはやはり凄くよかった。「よかった」としか言いようがない。そしていい演奏をしている人はいい表情をしている。SOUL FLOWER UNIONは到着が遅れた関係で出演時間が遅くなり、帰りの船の時間もあって断念。11月3日にアコースティックパルチザンが横川シネマで演るのでそのときに持ち越しだ。

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 今年の見っけものは「THE 冠」と「TATSUMI AKIRA and the limes 」だ。
 冠さんはコミックメタルをやるバンドで、映画「DMC」にて松ケンの代わりにクラウザーさんとして歌っている人らしい。この人たちが演奏を始めると雨が強くなり風も出だし、かの「satsugai」の時なんて神様の逆鱗に触れたかのような豪風雨。豪風雨という気象条件はメタルにあまりにも似合いすぎる。雨が降るのは悲惨だけど降りすぎたら笑えることを知る。マキタさんと同じ雰囲気をもったバンドでもあった。
 TATSUMI AKIRA=巽 朗、つまり元デタミネーションズのサックスの人だ!(帰ってから知ったよ)。カリプソ,ソカを取り入れた陽気なラテンバンバーをノリノリなオヤジノリで演奏。リハの音がよかったのでゆるりと聞こうかなんて思っていたけど踊りまくってしまった。あの演奏には体が勝手に反応してしまう。

 雨について。
 2日目はラマ5年の歴史にして初めての雨。気温も前日とうって変わり寒いほどだった。
 雨具としてレインポンチョを頭から被っていたけど、袖がないタイプだったので手を挙げづらかった。手を上へ挙げるという行為は、オーディエンスとして演奏者に敬意を示す為には避けられないので、袖つきのレインジャケットにするべきだった。当然レインパンツもあった方がよい(座る場所を選ばないから)。鞄はウエストバックより防水のデイバックのほうがいいかも。
 驚いたのが、雨対策をせずダダ濡れの人が多かったこと。そのほとんどの方が水着着用者だったのだけど、雨具の上からでさえ雨に降られたら体力消耗するので、彼らには相当キツかったはず。キセルが終わる頃には雨は止んだのでよかったけど、あのまま降り続いていたらと思うとねぇ、一大事だったかも。
 ぬかるみだらけで、泥から抜けるときにビーチサンダルが泥を跳ね上げるのだ。泥だらけになっってしまった。長靴は大袈裟だけど、履いている人を見たら羨ましくなった。移動距離の大きいフェスだと長靴必須だと感じる。ラマはビーチサンダルでいいかな。

 気付けば半年ぐらいイズミさんのライブを観てないなぁなんて思った矢先のナイスブッキングなライブに顔を出す。十日市鍵盤祭@ヲルガン座

 ヲルガン座の周年ライブ以来となるイズミさんのライブ。ひとつ前にやった一番手の方が普通のかわいい女性の方で終始「やわらかい」印象で弾き歌っていただけに、別世界だった。辛らつで痛々しくても、笑えてしまえるぐらいに別もん。昭和歌謡や唱歌を曲間に挟んでのノスタルジックな演出。「今日の日はさようなら」で思わずヱヴァのあのシーンを連想したり。最も夏に聴きたい曲「夏のおはなし(名曲!)」が聞けてかなり満足だった。堂々とドイツでもやってきてほしい。

 この日の最大の見っけもん、「島崎智子」さん。もう、つきぬけ具合が最高。個人的にヨエコさん以来だと感じた。
 ETTのさゆりさんとか、ビューティフルハミングバードの光子さんとか、あるいはTVドラマの「のだめ」とかそんな印象をもった女性、というか女の子。ピアノの前で限りなく自由で、歌はのびのびとうたい、時にストレッチ(動きが変!)、笑うときは「ニャハハ」とわらう。これほどに僕のツボにはまる人は久々だ。歌詞もユニークで、情景が具体的に頭に浮かんでくる程に歌詞とメロディーとリズムとが一体になってる。
 終演後に少し話したけど、僕の感想にいちいち照れていらした。前髪ボッサボサで放っておけない感じがそそる(パッツンにするべきだと思った)。本当に誰彼となく勧めたくなる人に会えた。

島崎智子公式サイト
http://www.8-shimasaki-8.com/
まじオススメ

・桝野浩一「僕は運動おんち」

 運動ができないやせっぽっちな主人公(自分みたいだ)による手記、という形式ですすむ話。1985年という時代背景を存分に生かしている。
 元がケータイ小説だけあって、コマ切れになってて、この進行のテンポになかなか慣れなかったが、終盤はこのテンポが気持ちよくなってすいすい読み進める。結末上手くいきすぎだけどね。

・三浦しをん「光」

 しをんさんのダークサイドの集大成的な作品。物語のロクでもなさとそれに翻弄される登場人物の心理描写が凄まじい。この人、やはり只者じゃない。
 不穏さを心の内にしまいつつの平穏な結末にはゾっとした。

・いしいしんじ「いしいしんじのごはん日記」

 大好きな作家さんは小説もエッセイもおもしろい。突如三崎へ越し、酒と魚と御近所さんに囲まれながらの生活。「クーツェ」を仕上げ「プラネタリウムのふたご」を書きながらの仕事の日々。豊かで穏やかでのびのびと暮らせるのはこの人なりの人徳があってのことだと思う。
 「何を」食べたかよりも「誰と」食べたかの方が重要なんだと改めて気付く。
 ちなみに今、いしいさんは三崎を離れ京都で暮らしているもよう。京都での生活も本にならないかなぁ。

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